駐車場の目地って必要なの(・∀・)??
家庭の駐車場などコンクリートで土間を打っている場所にみられる“目地”なるもの!!
なぜ“目地”と呼ばれる溝(ライン)が入っているのでしょうか??
ただ単にデザイン性のためだけに入れているのではなく、大事な役割があり、その種類も色々あるのです!
まずその大きな理由は、「ヒビ割れを防止する」ためです。
コンクリートの性質というのは、目には見えませんが温度や湿度により膨張や収縮をしています。膨張に弱く、面積が広くなり荷重が掛かるとひび割れを起こしやすくなります。
コンクリートを適度に区切り、膨張と収縮の変化を吸収するための余地を作ってあげることがヒビ割れ防止のために大事になってくるのです。
間隔の目安としては6~10㎡ごと、もしくは車一台分ごと(約3~4m)に1本入れるのが理想です。
目地の種類をいくつか紹介します☆
◆伸縮目地・・・エキスパンタイという素材で伸縮に強く、黒やグレーが一般的でシンプルな仕上がりに。
◇草目地・・・タマリュウという植物を用いることが多く、ナチュラルな雰囲気に。
◆人工芝目地・・・ローメンテナンスで手間がかからず、直線のデザインに向いている。
◇砂利目地・・・透水性が高く機能的で、シャープなイメージに。
◆レンガ・ピンコロ目地・・・滑り止め効果があり、周辺の素材と合わせれば統一感が生まれる。
実際の施工例がこちら↓↓
化粧砂利と人工芝を組み合わせたスタイル。
異素材を組み合わせるのも仕上がりがおしゃれに、そして砂利のカラーを玄関廻りのタイルと同色系にすることで統一感が出ています。
こちらはUNISONのSAZARE(紀山)という化粧砂利を使っています。コンクリートの色に近いため自然に馴染み、スマートな印象に仕上がりました。
存在感としてはあまり大きくはない目地ですが、素材や色合いでガラッと雰囲気が変わります。“さりげない”主張で駐車場のデザインを楽しんでみては!